遊びは学び

私たちは、「遊びを通して学ぶ」ことが幼児期に大切なことであると考えています。

子ども達は、遊びを通して、思いやりや協力することの大切さを学び、集団の中で楽しく過ごせる力をつけていきます。核家族化が進んだ今の社会では、子どもによっては、幼稚園は家族以外の人と日常的な関わりをもつ初めての場になります。幼稚園や保育園という社会で自分と違う考えをもつ人たちと一緒に過ごすうちに、一人では気づかなかったことに気づいたり、自分にはない友だちの良さを発見したり、徐々に社会性が育まれるように導きます。また、四季折々の自然や動物に囲まれる環境を整え、遊んでいるうちに命の大切さや自然の不思議を感じ、豊かな情操が育まれるように導きます。近時の米国の労働経済学の研究の中では、就学前教育でIQや「読み・書き・そろばん」のような認知的能力を向上させたとしてもその効果は小学2年生までに失われる一方、学習意欲や労働意欲、努力や忍耐などの非認知能力は大人になっても好影響を及ぼすとの分析がなされています。

遊びを通して伸ばすのは、知的好奇心ややる気、根気といった非認知的な能力です。私たちは、遊びを通して、子ども達の社会性と豊かな情操を育むプロフェッショナルでありたいと考えています。