職員が語る

チーム保育

栗原学園グループが大切にしているのは、クラスの担任だけでなく、チームで保育にあたること。幼稚園の年中クラスと保育園の幼児を束ねるリーダーに話を聞きました。

小山さん * 小野さん

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オフの過ごし方

(小山) たまった家事をした後、溜めておいた番組をみてのんびり過ごします。ディズニーランドの年間パスポートをもっているので、月1回程度いきます。

 (小野) 双子の子育て中なので、OFFはありません。OFFが欲しいです(笑)。時間ができたら夫とのんびりデートしたいです。

 

経歴

Q1  栗原学園グループに興味を持ったきっかけと入社の決め手を教えてください。

(小山) やまた幼稚園の近所に住んでいる知り合いから、「園庭が広くてのびのびしている大規模園があるよ」と紹介を受けて、お子さんの幼稚園見学につきそって園見学にしのびこみました。実際にみて、先生達の雰囲気や年齢層が自分に向いていると思ったのが決め手です。新卒の時より観る目が肥えていたと思います(笑)。

(小野) 弟が卒園児で、ある程度やまた幼稚園のことを知っていたのと、家から近いのが決め手です。幼稚園では不採用だったのですが、保育園立ち上げメンバーに誘われたのが決め手になりました。

Q2  栗原学園グループに入社してからのキャリアを教えてください。

(小山) 最初は管理部門での事務採用だったのですが、事務は全くせずに現在の教務課に配属になり、その後担任を6年務め、学年リーダーを兼ねるようになってから4年目になります。

(小野) 幼稚園で1年アシスタントをしてから、保育園立ち上げ後は保育士として12年目を迎えています。7年目くらいからフロアのリーダーを兼ねるようになり、昨年から主任としての役割を担っています。

Q3  何故リーダーになろうと思ったのですか。

(小山) 配属された学年の中で、自分が一番経験のある教員になるのを契機に、今度は自分が学年を引っ張っていこうと引き受けました。

(小野) 子育ても大変なので逃げ回っていたのですが(笑)、もう一人の主任と力を合わせて園長を支えていこうと思いました。

Q4  チームだから乗り越えられた経験や達成できた目標を教えてください。

(小山) 新しい月次の指導計画づくりや、人事制度の整備など、一人ではできなかったことは沢山あります。

(小野) 行事をするたびにチームだからこそ良いものができるのだなあと感じています。人事制度の共通資格制度づくりは、普段言葉にしない思いを言葉として表現していく作業でした。皆で悩みながら行ないました。

Q5  リーダーとしてのやりがいを教えてください。

(小山) 学年として計画したことがスムーズにできて、子どもも学年のメンバーからも「楽しかったね。」という声が聞こえてきたときは「やった」と思います。また、掃除のやり方やお便り袋の導入などの教材準備を工夫して、みんなが早く退勤できるような効率のよい仕事のやり方を考えるのにもやりがいを感じますね。

(小野) 自分のやったことが、みんなのためになったときは、「やって良かったな」と思いました。教材室当番で事務が苦労していたので、教材のデータベースをつくって品番管理をできるようにしたり、動物の餌やりについてマニュアルはあったのですが、作業をするときにすぐみられるように、その場所に写真で掲示したり、細かいことですが、日々の業務改善の中に喜びの種があります。後輩の質問に直ぐ応えられたときも、リーダーとしての仕事ができたな!と思います。

Q6  今チャレンジしていることは何ですか。

(小山) 保護者アンケートで、運動に関する項目と自然栽培活動に関する項目で、保護者の皆さんからよい反応が得られるように、もっと子ども達が主体的にかかわれるようにこれまでの保育活動を見直しています。また、若手職員が早く一人前になるように指導しています。

(小野) 今年は、結婚や出産などで職員の入れ替わりがあったので、メンバーが代わっても「やまたの保育」を引き継いでいけるように、職員会議などで、もう一度保育園の目標を見つめ直しています。

1日のスケジュールについて教えてください。

【小野さん】

5:30              起床

                子どもたちの支度

7:30              出勤

11:15              クラスの子どもと昼食

13:00            休憩

15:00            クラスの子どもとおやつ

17:00             退社

17:45             子どものお迎え

19:00             夕食

24:00            就寝

※7:30~17:00までクラスの子どもたちと生活しています。

 

【小山さん】

 6:20                  起床

 8:00                  出勤

 8:15~               ミーティング、清掃 

 8:35~13:40    保育

13:40~15:00    バスを待つ子の保育や清掃

15:00~15:30    休憩            

15:30~16:55    その日の保育の片付け、翌日の保育の準備、保護者に電話連絡など

                            学年単位でミーティングなど

16:55~           終礼

17:00~             クラスの仕事

18:00                 退勤

                            夕食・娯楽

24:00                 就寝

 

お互いの仕事を知って…

【小野さん → 小山さん】

小山さんは仕事を効率良く進められるように色々な意見を他の職員に出していて、真似出来る部分は保育園でも真似出来たらいいなと思いました。そして、リーダーとして頑張っている姿を感じ、共感する部分がたくさんありました。

これからも色々とあると思いますが、お互い頑張っていきましょう!! 

【小山さん → 小野さん】

結婚・出産して家庭と仕事を両立させていて尊敬します。私自身、出産や育児をしたことがないので、保護者との関わりの中で『お母さん』の気持ちを本当に理解できているかを考えると自信がないこともあります。『お母さん先生』は保護者にとってきっと心強い存在ですから、これからも是非頑張って続けていってほしいと思います!

 

感動を呼ぶ保育

これからのやまた幼稚園とやまた保育園の将来を描いていくお二人です。

西山さん * 福島さん

2-4-2

オフの過ごし方

(福島) 洗濯掃除を行った後は、友達とショッピングを楽しんでいます。

(西山) 子供も成長し、お互い仕事も忙しくなったので、日曜日の朝は家族4人でパン屋さんにでかけて朝食を一緒にするようにしています。しかし、皆黙々と食べています。推敲方法は実践できたのですが、目的は達成できていません(笑)。後は、主人とショッピングを楽しみます。何もかも忘れたい時は一心不乱に編み物をしています。

経歴

Q1  栗原学園グループに興味を持ったきっかけと入社の決め手を教えてください。

(福島) 偶々マンションを買う予定で、派遣先の保育園をやめたときに、求人広告がマンションのポストに入っていました。山田にあるやまた保育園なので、昔からある保育園だと思って、パート職員として応募しました。谷園長(当時)や事務の栗原さん(当時)の人柄に触れて、入ろうと思いました。

(西山) 最初は派遣でやまた幼稚園にやってきました。契約期間満了後は他の園に派遣されていたのですが、戻ってこないかとスカウトされたので、頼りにされたのが嬉しくなって決めました。

Q2  何故園長や主任を目指したのですか

(福島) 長く務めているうちに、やまた保育園が大好きで、この園を支えたいという気持ちが大きくなっていました。上手く言葉にできませんが、子育て経験を生かして、保護者の皆様を支えていきたいと思っていたのと、職員全員の力を集めて、良い保育園にしたいと思いました。前園長のお人柄に触れて、私もああいう肝っ玉母さんになれたら良いなと思ったのも大きいです。主任時代に西山さんと一緒に遊具づくりに取り組めたのも良い思い出です。自分の人生で園長ができるチャンスを逃す手はないと決意しました。

(西山) 上の娘が低学年の時、子どもたちが平気で人の心を傷つける言葉を使っている様子に驚きました。当時いじめも流行っていました。子どもたちの心に何が起きているのだろう。どうしたらよいのだろう。と考えているうちに、自分も子どもたちに伝えることができるのではないかと思い、幼稚園に復職しました。そこで勤務したのが、やまた幼稚園です。始めは、子どもと関わりながら伝えていこうと保育をしていましたが、自分の子育てを振り返り、子どもだけではなく、お母さんたちを支えていきたい気持ちが強くなりました。その思いがプレ保育「ふたば」の立ち上げでした。「ふたば」に通う子どもが増え「ふたば」が成長していくのは、我が子の成長のようで嬉しくなりました。その基盤であるやまた幼稚園は、homeのように思っています。だから、ここに集う職員、子ども、保護者を大切に守っていきたいと思い主任を務めさせていただいています。

Q3  10年後の栗原学園グループをどうしていきたいですか。

(福島) 栗原学園グループ都筑福祉会(現ぷらいむキッズ)は、誰からも第一希望で選ばれる園を目指します。
少子化がもっと進んでいく中で、保育方針「遊びは学び」の考えのもと特色のある園づくりをし2020年には幼稚園との連携を図り英語を日課に導入し、CS調査や園児支援システムから保育のカリキュラムを充実させた保育を行い、保育園と言ったら都筑福祉会(現ぷらいむキッズ)と保護者の方に選んでもらえる、定員で満たす園になります。
また、これからは核家族化が進み、悩みを抱えている保護者の相談に乗れるよう、保育の専門である私たち保育士が責任をもって、保護者支援をしていき、子どもと保護者の心が幸せになる保育園を目指します。また、保護者支援ができるよう、保育士の資質の向上のために研修の場を設け知識を高めていきます。
学生からは、就職したい魅力ある園になることを目指します。

(西山) まずは、幼児教育なら栗原学園グループと真っ先に名前が挙がるような組織にしたいです。「遊びは学び」「Learn through Play」の方針を基に社会背景に照らして、子どもたちの創造性や社会性が広がる遊びを追求する集団でありたいと思います。海外の幼稚園と姉妹として繋がり、職員や子どもたち、保護者が交流できる機会を作れたら、文化が広がり創造性も豊かになるのではと思います。
  これからの社会は、結婚、出産後も仕事を続けていく時代だと思います。保育園と連携して幼稚園でも両親が就労している家庭のお子さんを預かれるようにしたいです。例えば、ステーション保育園を設置して、3~5歳は幼稚園の広い敷地に園バスで通園させていです。また、勤務している職員には、育児や介護などライフステージに合わせて、活躍できる環境を組織化したいです。若い職員のエネルギーと子育て経験のある職員の力を合わせ人財力を発揮させていきたいです。

 

Q4  その中で、ご自身は何をしていきたいですか。

(福島) 定年を迎えるまでにできることとして、次世代の育成を通じて地域社会に貢献します。保育士の人財育成やキャリアを積んで上を目指す人が増える職場や適材適所で働ける体制作り、保護者対応、地域交流を深めていき、次の世代に引き継いでいきます。

(西山) ステーション保育園の企画も楽しそうですが、娘を持つ親としては、職員が娘のような存在ですから、職員のワークライフバランスを実現し、結婚後も就労できる体制をつくっていきたいです。

 

Q5  これからチャレンジしていきたいことについて教えてください。

(福島) 保護者向けの子育ての講演や相談会を行い、コミュニケーションをとる場を作る。
子どもたちにたくさんの経験をさせたいので親子で参加する行事を提案したい。

(西山) 栗原学園での仕事は、常にチャレンジングだと感じています。足踏みが許されないですから、だから定年退職まで邁進できるよう頑張っていくことがチャレンジです。足元でのチャレンジは、主任を育てることです。そして、自分は、学童、母親教室など幼稚園を支える大きな枠組みを築いていきたいです。

 

1日のスケジュールについて教えてください。

【福島さん】

5:45  起床 朝食・身支度

8:45  出勤  

12:30   昼食

19:00   退社

21:00   夕食・家族と会話・洗濯

24:00   就寝

 

【西山さん】

05:30 起床

      お弁当、夕食作り、犬の世話、洗濯

07:30   出勤

18:30   退社

20:30夕食作り

21:00 夕食

23:30 就寝

 

やってみると見えてくる

栗原学園グループでは、事務も給食も子どもたちに向きあっています。想像していなかった仕事に就いて、今では事務と食育を引っ張るお二人に話を聞きました。

松岡さん * 古渡さん

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オフの過ごし方

(松岡) 子育てと仕事で忙しいのでOFFも休めないうちに、自分は忙しくしているのが好きなんだということに気がついてしまいました。家事の中では料理が好きなので、休みの日も動き回っています。

(古渡) OFFって私にあるんでしょうか。一週間たまった埃と戦った後は、主人や娘と食料品のまとめ買いに出かけます。家事の中では掃除が好きなので、掃除を頑張っています。主人が料理を頑張ってくれるといいです(苦笑)

経歴

Q1  栗原学園グループに興味を持ったきっかけと入社の決め手を教えてください。

(松岡) 次女と三女がやまた幼稚園に通っていました。在園中ボランティア活動を一生懸命やり、卒園したら仕事をくださいと前園長に売り込み、就職先を得ました。

(古渡) 長男、次男が卒園児で、問題児の長男が前園長に大変お世話になっていました。近かったので、保育園立ち上げの時に応募したのが始まりです。面接の時に、「料理は好きですか」と尋ねられて、「好きではありません」と正直に答えてしまいました。「じゃあ、なんで応募したのですか」と聞かれ、「近いから」と答えたのですが、なぜか採用していただきました。

Q2  いまの仕事の内容を教えてください。

(松岡) 学校法人や幼稚園にかかわる事務全般を担当しています。普通の会社だと、経理、労務、庶務、購買などなどです。

(古渡) 栄養士のつくる献立を踏まえて、食材を発注し、調理を行います。食育をするときは、保育士をフォローします。年少さんが秋刀魚に一尾開いていくのをサポートしたりします。

Q3  就職活動をされていた当初の志望と違う仕事についたのは何故ですか。

(松岡) 理由は2つ。そのとき、出産で休職される事務の担当者にスカウトされたからです。幼稚園の補助をするときに、体が動かなくなったら辞めなきゃなと思っていたのですが、事務なら長く続けられそうだと思いました。

(古渡) 私はパートで調理を担当していたのですが、上の息子二人が大学にいき学費がかかるという切実な事情と(笑)、正職員になって、今の保育園を支えていったらどんなだろうと思って応募しました。何年か前から泉田先生より正職員になって園を支えて欲しいと言われ続け、「事務室の机に私が座っているのが見えるよ」と、言われていたのを始めはずっと断り続けていました。それが今では事務室の机に向かっている自分がいてびっくりです。

Q4  今の職場で学んだことは

(松岡) 学園の将来のことや、トップが考えるだけではなくて、みんなで話し合うことが良い職場をつくっていくことに必要なのだと学びました。私は事務としてその一翼を担うことができるのを嬉しく思っています。

(古渡) 調理の仕事は、狭い空間で同じ人と顔を合わせてやっていくことになるのですが、そこでメンバーと良い人間関係を築かなければ、良い調理はできないことを学びました。また、自分が休むと他のメンバーにも負担がかかり、園児の健康にも関わるので、体調管理が仕事の基本なのだということを強く感じるようになりました。最近は、自分一人ではできない仕事だということを強く感じています。

Q5  これからチャレンジしていきたいことについて教えてください。

(松岡) 取引業者との交渉が好きなので、条件交渉や価格交渉などの購買業務で担当できる範囲を広げていきたいです。

(古渡) 正社員として調理室を引っ張っていく立場になり、メンバーをまとめていくこと自体が私にとってはチャレンジです。離乳食やアレルギーについても、しっかりとした知識を学び直して、保護者へも説明できるようになりたいです。

1日のスケジュールについて教えてください。

【松岡さん】

5:00      起床

5:00〜7:30   洗濯、弁当作り、朝食準備

7:30      出勤

7:45〜17:15   幼稚園にて事務仕事

17:30        退社

17:30〜24:00        夕食準備など家事に追われな がらも好きなyou tubeをチェック

24:00                     就寝

 

【古渡さん】

5:30       起床(洗濯、娘のお弁当作り、朝食の支度、身支度など)

7:40       出勤

8:00       業者対応、調理室準備

9:00       調理開始

〜     

13:00       昼食、休憩

14:00      おやつ作り、事務業務     

17:00〜18:00    退社  

          帰宅、夕食の支度、子どもの習い事の迎えなど

19:00      夕食

22:00      洗濯

23:30      就寝

 

お互いの仕事を知って

【松岡さん→古渡さん】

職種は違えど、母として職業人としてやはり同じ大変さを感じていらっしゃるんだなと思い、私も少し気が楽になりました。時間もほしいし、お金もほしいし、家族団欒もほしいし。
これからもお互いうんと欲張りにいきましょう。

 

【古渡さん→松岡さん】

事務の仕事以外の業務が多くてびっくりしました。人とお話しするのが大好きだと伺ったので、明るい人柄で幼稚園の顔としてお仕事している姿は見習いたいものです。オフの過ごし方を聞いていると、平日に出来ないことはみんなあるんだと少しほっとしました。ただ、その時間をとても楽しく過ごしている話が羨ましく、真似していきたいと思いました。